省エネ豆知識TIPS
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毎日を快適に暮らすために
省エネを意識すれば自然と電気代の節約にも
ここでは暮らしの中のちょっとした工夫や省エネ、節約に関しての情報をご紹介しています。
豆知識としても役に立ちますので是非ご覧ください。
家電製品について
最新の高機能機種にすると電気代がお得になります
エアコン、液晶テレビ、電気冷蔵庫、ガス温水機器、照明器具などエネルギー消費量の多い機器を省エネ性能の優れた製品に買い替えた場合に削減される、年間CO2排出量、年間原油換算量、および年間電気料金の節約金額を計算し比較しました。
エアコン、液晶テレビ、電気冷蔵庫、電球1個を一度に買い替えると
トータルで年間16,423円も得だね、省エネ。
年間CO2排出量、年間原油換算量が大幅に減って地球にもやさしいよ!
照明について
電球型蛍光ランプは、白熱電球に比べてどのくらい省エネになりますか?
例えば、60形54Wの白熱電球を、同じ全光束(明るさ)に相当する12~13Wの電球形蛍光ランプに替えると、電気料金は約1/4以下、寿命は約6倍になります。電球型蛍光ランプの価格は白熱電球に比べて高めですが、特に、長時間点灯する場所で使うと電気料金が安くなり、交換する回数も少なくて済みます。
電球型蛍光ランプと白熱電球試算例(6,000時間使用の場合)
ランプ代は購入価格の一例です。
白熱電球は、フィラメントに電球を流して(2500~3000℃)の高温にして発光させますが、電球型蛍光ランプは放電によって発光します。この発光原理の違いによって、電球型蛍光ランプは、白熱電球に比べて熱によるエネルギー損失が少ないため、消費電力が少なく、また寿命も長くなります。ただし、すべての白熱電球を電球型蛍光ランプに付け替えられるわけではありません。現在のところ、装飾用(演出用途のもの)や調光用(明るさを調整できるもの)の白熱電球、小型電球等、付け替えることができないものがあります。
暖房器具について
電気カーペット、電気こたつの温度を低めに設定すると電気代が安くなります。
電気カーペットは分割して温める機能もあるので、人のいない部分はスイッチをOFFにし、部屋の大きさにあったものを使用しましょう。
電気こたつは上掛け布団と敷布団を合わせて使うとより効率的に暖かくなります。もちろん省エネにもつながります。
電気カーペット
3畳用で、設定温度を「強」から「中」にした場合(1日5時間使用) | 年間約5,020円節約 |
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室温20℃の時、設定温度が「中」の状態で1日5時間使用した場合、3畳用のカーペットと2畳用のカーペットを比較 | 年間約2,430円節約 |
電気こたつ
1日5時間使用で、温度調節を「強」から「中」に下げた場合 | 年間約1,320円節約 |
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こたつ布団だけの場合と、こたつ布団に上掛けと敷布団を併用した場合の比較(1日5時間使用) | 年間約880円節約 |
電気ポットについて
長時間使用しないときは、プラグを抜いておきましょう
ついついそのままにしてしまいがちな電気ポットですが、長時間使用しない場合はプラグを抜いておき、必要な時に再沸騰するようにしましょう。
保温する場合は低めの温度に設定するのがおすすめです。
ポットに満タンの水2.2リットルを入れ沸騰させ、1.2リットルを使用後、6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較 | 年間約2,900円節約 |
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パソコンに関して
パソコンは使う時だけ電源を入れ、使わない時は切っておきましょう。
パソコンはつけっぱなしにせず、使用していない時は電源を切っておきましょう。
また、パソコンの電源を切るときには、プリンタなどの周辺機器の電源も忘れずに切りましょう。
パソコンは、通常の稼働状態や低電力状態など数段階の状態に分かれていますので、各々の状態の特性を理解する必要があります。
スクリーンセーバーは省エネ目的ではない?
スクリーンセーバーは、パソコンを一定時間操作しないと自動的に画面の表示を変える機能です。画面の焼き付けを防止することを目的としたものであり、省エネを目的とした機能ではありません。特に3Dのスクリーンセーバーは描画処理にCPUパワーを多く使うため、低電力モードとは異なりパソコン操作をしていないのにかえって消費電力があがるものがあります。スクリーンセーバーでは消費電力は下がりません。パソコンの省エネは、低電力モードの活用や長時間使わないときには電源を切ることで対処しましょう。
低電力モードを活用しましょう
低電力モードを活用して、使用していないときの消費電力を削減しましょう。(出荷時に設定されていない機種の場合でも、設定を変更すると利用できるようになります。)
低電力モードでもわずかながら電力を消費しています。
長時間使わないときは、電源を切りましょう。
デスクトップ型の場合(1日1時間利用時間を短縮したら) | 年間約850円節約 |
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ノート型の場合(1日1時間利用時間を短縮したら) | 年間約150円節約 |
お風呂について
入浴は間隔を開けずに入り、シャワーは不必要に流したままにしないようにしましょう。
間隔をあけてしまうとお風呂の温度が下がってしまいます。
家族で入る場合は間隔を開けずにすぐに入りましょう。帰宅時間が遅いなどの理由でどうしても間隔があいてしまう場合はお風呂の蓋を使用してお湯を保温しましょう。
また、お湯の量を少なくしたり、温度を下げると省エネにつながります。
シャワーも出しっぱなしにせず、必要な時にだけ流すようにしましょう。
シャワーと浴槽、どっちが省エネ?
シャワーは1分間に約12リットルほど使用します。15分間使用する場合は180リットルになります。
浴槽のお湯の量が200Lであれば、浴槽よりシャワーの方がお湯の使用量が少なくなるのでシャワーの方がお得になります。
浴槽
2時間放置により4.5℃低下した湯(200リットル)を追い炊きする場合(1日/回)のガス代 | 年間約6,880円節約 |
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シャワー
45℃のお湯を流す時間を1分間短縮した場合のガス台 | 年間約2,300円節約 |
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45℃のお湯を流す時間を1分間短縮した場合の水道代 | 年間約1,000円節約 |
お風呂・お湯の豆知識
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まめちしき
1食器を洗う前に水につけておいたり、ヘラやボロ布で汚れをふき取っておくと、使うお湯の量が少なくてすみます。
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まめちしき
21リットルのお湯を沸かすのなら、給湯器のお湯を利用しましょう。
給湯器は効率がよく、給湯器のお湯を沸かす方が省エネです。 -
まめちしき
3お風呂には必ずフタをしましょう。
お湯がさめないので追い炊きをせずにすみます。 -
まめちしき
4使用しないリモコンや操作パネルのスイッチを入れたままだと電力を消費します。使用しない時はオフにしましょう。
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まめちしき
5給湯付ふろがまの場合、浴槽に水をためて沸かすよりも、お湯をためる方が省エネです。一般的に風呂は、自ら沸かしたり追い炊きや沸かし直しをするよりは、給湯の方がガスを効率よく使うことができます。
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まめちしき
6ガス温水器は家族の人数やライフスタイルに合った能力や機能のものを選びましょう。エネルギー消費効率が100%に近いほど省エネ消費効率が優れています。
空気の熱でお湯が沸くエコキュート
抜群のコストパフォーマンスを実現
エコキュートは自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器の愛称。大気中の熱を取り込んでお湯を沸かす、熱効率の高い省エネルギー機器です。かつ夜間の割安な電気を利用することで、経済性と環境性の両立を図っています。
詳しくはこちら住まいについて(断熱、遮熱)
住まいの断熱
省エネ住宅の基本は、住宅全体で外気に接している部分(床・外壁・天井又は屋根)を、断熱材で隙間なくすっぽりと包み込むことです。
隙間があると、熱が室内から室外へ逃げたり、その逆に、室外からの熱が室内に侵入したりすることになります。断熱性能の低い壁の室内側の表面には温度差が発生しやすく、結露の原因になる場合があります。
窓の断熱
住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。冬は窓など開口部から、半分以上の熱が外に逃げています。
窓の断熱性能は、ガラスとサッシの組み合わせにより決まります。サッシを木やプラスチックを使った断熱サッシにしたうえで、ペアガラスを入れることが理想ですが、ガラスをペアガラスにするだけでも大きな効果があります。
また、既存の窓の内側に新しく内窓を設置して二重窓にしても、複層ガラス窓と同程度の断熱性能が確保できます。二重窓は手軽にできる方法として、マンション等のリフォームとして有効です。
住まいの遮熱
最近の住宅は以前より断熱化が進んでいるため、一旦室内に熱を入れてしまと、逆にそれを室外に排出することが難しいといえます。そこで夏は、冷房機器の効きに影響を及ぼす直射日光による熱を室内に取り入れないように、窓の遮熱対策を実施することが重要です。
窓の内・外に必要な対策(植栽・ブラインド・遮熱型複層ガラスの設置等)をとり、太陽熱を遮断しましょう。
ブラインドなどを設置する場合は、窓の外側に取り付ける方が、内側に取り付けるよりも、3倍近くの効果があります。
ひさしやオーニング(日除けテント)の取り付けは、太陽高度の高い南側の窓では特に効果的です。
各豆知識の出典:経済産業省資源エネルギー庁 webサイトおよび省エネ性能カタログ より
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/more/